韓国映画は年々クオリティが高くなっていますね

韓国映画の目覚ましい発展は1990年代後半から始まりました。

韓国映画でも特に評価が高いのが有名俳優の演技力です。

今回は有名俳優の名演技が光る韓国映画ベスト5を取り上げてみます。

  

1位 サニー 永遠の仲間たち(原題:サニー ※ハングル表記) 

2011年公開 観客動員数 35位 7.362,467人  主演:ユ・ホジョン、シム・ウンギョン

 

あらすじ

夫と娘に恵まれた40を過ぎた主婦が母の入院先の病院で高校時代の友人と再会。彼女の名前はハ・チュナ。

高校時代転校した主人公イム・ナミを何かと気遣ってくれた仲間ですが、知らされた病状は余命2ヶ月の末期がん。

ある日、病室では末期がんの激しい全身の痛みのため、ベッドで苦痛に悶えるハ・チュナの姿を見る。

数日後、自身の余命を知っている彼女からは、高校時代に結成した仲良しグループ「サニー」のメンバーを探してほしいとの最後のお願いを聞かされます。

そこから主人公があの手この手を使い「人探し」を始めるのですが、これがまた面白い。

主人公イム・ナミが過去を回想します。

 田舎の漁師町からソウルの女子高校に転校してきた主人公は都会のしきたりに戸惑いながらもひょんなきっかけでハ・チュナと仲良くなり、7人グループ「Sunny」を結成します。

グループ名の由来は当時流行っていたボニーMの「Sunny」という曲から取りました。

彼女たちが得意とするダンスは、当時流行っていた曲「Sunny」のビート合わせてステップを合わせること。

箸が転んでもおかしい年頃の女子高生の日常をうまく描いています。

1980年代の(韓国)高校生たちの学校や日常の生活やデモに巻き込まれたり、年上の男性に恋をしたり失恋したり・・・など、テンポよく進んで行きます。

まるでソフィーマルソー主演の「ラ・ブーム」にも似た映画タッチでもあります。

文化祭で起きたある事件がきっかけで7人は離れ離れになります。

あれから時が流れ、当時のメンバーが一同に会したのがハ・チュナの葬儀でした。

葬儀に集まった元「Sunny」のメンバーに故人ハ・チュナから委任された弁護士から遺言が発表される。

その遺言の内容は・・・ 

有名俳優の名演技はここ!

主人公ナミの高校時代を女優シム・ウンギョンが演じました。

シム・ウンギョンは1994531日ソウル生まれの女優です。

彼女は2004年に子役としてデビューし、数々の子役を演じたことにより韓国芸能誌などでは「子役スター」と称されるほど有名人気子役でした。

映画「Sunny」の中では他校不良グループとのケンカで見せた彼女の異常な動きはさすが有名人気子役の名演技でした。

 

 

2位 友へチング  (原題:チング[] ※ハングル表記) 

2001年 観客動員数30位 8,181,377人 主演:ユ・オソン、チャン・ドンゴン

 

あらすじ

1976年 韓国南部の港町釜山(プサン)。

キラキラと眩しく光るプサンの海で幼い4人が一つの浮き袋で仲良く水に漂うシーンから始まります。

主人公ジュンソクの父は地元でも有名なヤクザ、眼力鋭いドンスの父は葬儀屋、サンテクは優等生、ジュンホはお調子者でこの4人は小学校の同級生。

幼なじみで仲良しの4人は中学校は別々になるが、高校になって再び顔を合わせるようになります。

高校で幼なじみと再会する4人ですが、ある日の授業中、教師から親のことを言われ逆上したジュンソクとドンスは教室から飛び出します。

また後日、映画館では他校の大勢と大乱闘になりとうとう退学になります。

大学に進んだ優等生のサンテクとお調子者のジュンホがある日、ジュンソクを訪ねるとそこには昔のジュンソクの面影は無く麻薬に侵され中毒状態になった旧友の姿を見ます。

しばらくしてジュンソクの父親が亡くなり、やがてジュンソクは裏社会へ。

同じ頃ドンスもある裏組織の親分と盃をかわすのですが、皮肉なことにその裏組織はジュンソクの組織と対立する組織でした。

対立する組織のお互い右腕として体を張りながら、ともに勢力を伸ばしますが二人に待ち受けていたのは・・・。

迫力満点のクライマックスですがあまりにも悲しすぎる結末です。

ラストは4人が幼い頃、プサンの海で仲良く水に漂うシーンが再び映像として流れます。

 

有名俳優の名演技はここ!

ズバリ、主人公ユ・オソンとチャン・ドンゴンの目力です。

高校の授業中、教師から父親の事を聞かれ、反抗的な態度を取る二人に向かって教師は暴力を振るいます。

韓国国内でも話題になった有名なシーンです。

その時、教師の暴力に耐えながらも終始反抗的な目で教師を睨みつける二人の目力があまりにも迫力があります。 

 

 

3位 シュリ (原題:シュリ ハングル表記) 主演:ハン・ソッキュ、キム・ユジン

 1999年 観客動員数55位 6,136,928人  主演:ハン・ソッキュ、キム・ユジン、ソン・ガンホ

 

あらすじ

ハン・ソッキュ演じるユ・ジョンウォンは韓国の国家諜報員で1ヶ月後には熱帯魚店で働く店員イ・ミョンヒョンと結婚を控えていた。

だがその婚約者の正体が、国家諜報員が追っている北朝鮮工作員イ・バンヒで有ることをジョンウォンは知る。

ジョンウォンは北朝鮮特殊部隊隊長パク・ムヨンをはめようとするが激しい銃撃戦のあとイ・バンヒも逃してします。

これによりジョンウォンは査問にかけられます。

それからしばらくしてジョンウォンはある重大な情報を掴みます。

その情報とは、なんと親善試合が行われているサッカースタジアムにCTX爆弾を仕掛けられているという情報でした。

この情報を受け現場に急行するジョンウォン。

現場には北朝鮮女工作員イ・バンヒの姿が。

直前にイ・バンヒはジョンウォンに最後の留守番電話を残しています。

しかしジョンウォンはそのメッセージを聞く前に現場に到着します。今、目の前には婚約者でもある北朝鮮の女工作員イ・バンヒが。

イ・バンヒの留守番電話のメッセージとは、

CTX爆弾はロイヤルボックスの上のドームライトにあるわ。私は競技場西側の観客室に居ます。お願い、私の前に現れないで。あなたは私の人生の全てだった・・・会いたい。」

イ・バンヒはすべてを許すかのような表情を浮かべ、婚約者ジョンウォンの銃口から放たれた銃弾に倒れてゆく。

CTX爆弾は無事解除され、数万人のサッカー観客者の命も救われるのである。

任務を終えた主人公ジョンウォンは、婚約者イ・ミョンヒョンの故郷である済州島の南端にある海岸でただひとりベンチに座り海を見つめます。

 

有名俳優の名演技はここ!

ズバリ、ラストでCTX爆弾のし掛けを解除するまでの10分間です。

ハン・ソッキュがCTX爆弾の場所を突き止め、その仕掛けを解除するまでの演技は息が詰まりそうです。

この映画の市街戦や競技場でのロケがあまりにもリアル過ぎて、市民が本当の事件と思い多くの通報が警察や機関に寄せられたことで有名です。 

 

 

4位 国際市場で逢いましょう (原題:国際市場 ハングル表記) 

2014年 観客動員数4位 14,257,115人   主演:ファン・ジョンミン、キム・ユジン

 

あらすじ

時は1950年、朝鮮戦争の戦火の中、南に避難するため興南(現在の北朝鮮・咸鏡南道咸興市)の港は国連軍の船に乗船しようとする民衆でごった返していた。

主人公ドクス一家も戦火から脱出しようとしてこの港にたどり着いた。

この混乱の中、ドクスは父から「お前が家長だ。家長はどんな時でも家族のことを優先するのだ。」との言葉を聞かされていた。

船はやがて出港することになるが、乗船しようとする民衆の勢いが止まらない。

ドクスは民衆の勢いに押され乗船する間際に父親と離れ離れになってしまい、最愛の妹ともはぐれてしまうのである。

その後、釜山に着いたドクスら一家は、国際市場にある叔母の店を訪ねそこで働くようになる。

家族思いの青年ドクスは弟の大学進学資金の為、旧友とともに西ドイツの炭鉱に出稼ぎに出ます。

自身の身を粉にしてまでも父親の言葉通り、家族のために粉骨砕身するドクス。

ある日、炭鉱事故に逢い一命をとりとめたものの重症を負うドクスの前に現れたのは韓国人看護婦のオ・ヨンジャ。

二人は不器用ながらも互いに惹かれのちに結婚します。

ドクスはヨンジャとともに釜山に戻り国際市場で商を営むのであるがその後、ドクスはベトナム戦争に志願し、戦場に向かうのである。

ラストは釜山港が見える自宅の屋上で最愛の妻ヨンジャと自身の人生を振り返るシーンが感動的です。

 

有名俳優の名演技はここ!

ズバリ、ベトナム戦争に従事していたナム・ジンを演じたユンホの名演技で韓国国内で話題になった有名なシーンです。

ナム・ジンは韓国歌謡界の大御所ですが、1965年のデビュー3年後に海兵隊に入隊してベトナム戦争に従事します。

ユンホは東方神起のメンバーでこの映画ではベトナム戦争に従事したナム・ジンの役を演じています。

ユンホはナム・ジンとお同じ全羅南道出身で、会話のイントネーションや訛りはお手の物。見事に若き日のマム・ジンの物まね演技を披露します。

このシーンが韓国国内で話題になり当のナム・ジンも若き日の自分を演じたユンホに対して、高評価のコメントを寄せたことは有名なお話です。

 

 

 

5位 パラサイト 半地下の家族 (原題:寄生虫 ※ハングル表記) 

2019年 観客動員数19位 10,313,086人  主演:ソン・ガンホ

 

あらすじ

失業中の運転手キテク(ソン・ガンホ)は妻と息子、娘の4人で半地下の薄暗く汚いアパートで暮らしていた。

内職というか、小銭稼ぎの為ピザの箱をくみたて、Wi-fi電波は隣人から拝借したりしてなんとか凌いでいましたが限界でした。

そんなある日、息子のギウは友人の紹介で裕福な家庭の英語家庭教師のしごとを紹介されます。

有名大学の卒業証書を偽造し、面接では適当にうそをついて交わした結果、気に入られてその日のうちに裕福な家庭の娘ダヘの授業をすることになります。

ダヘはやがてギウのことが好きになり恋に落ちてしまいます。

ストーリーはここから急展開となります。

裕福な家族から信頼を得たギウはダヘの妹がアートの家庭教師を必要としていることを知る。

ギウは自身妹ギジョンをイリノイ州の大学で学んだ芸術療法士と紹介します。

その後は父親を運転手に、母親を家政婦として呼び寄せいつの間にか家族全員身分を偽り裕福な家庭に寄生するようになります。

豪邸所有者が不在の間、寄生している4人は高級酒を勝手に飲み広々としたリビングで宴会。

激しい雷雨の中、解雇された家政婦ムングァンが訪ねてきて地下に忘れ物があるから家の中に入れてほしいと懇願しました。

なんとわかってみれば、有名建築家が住んでいたこの豪邸には秘密の地下室があり、そこには解雇された家政婦の夫グンセが住んでいました。

グンセは借金を抱えており、取り立てから身を隠すために元家政婦が地下室に住まわせたのです。

そしてダソンの誕生パーティーの日に大事件が起こります。

 

有名俳優の名演技はここ!

ズバリ、随所に光る有名俳優ソン・ガンホの安定した名演技です。

まずはオープニングの半地下で全員失業中の一家4人が何とか食いつないでいるシーンでのソン・ガンホの名演技。

運転手の面接に行く時の表情と演技。また、裕福な家庭の奥さん(雇い主の奥さん)との秘密の約束を交わすシーンなど随所に名演技を見ることができます。

 

まとめ

今回は有名俳優の名演技が光る韓国映画ベスト5を紹介いたしました。

韓国映画は1990年代後半から進化を遂げ、世界的な大ヒット作を数多く収めてきました。

ストーリー、撮影方法も高度ではありますが、やはり韓国映画といえば俳優の演技力ですね。

次はどんな大ヒット作が出てくるのかますます楽しみです。

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